お知らせ

親睦活動

令和4年度理事視察研修報告

 今年度の理事視察研修は、7月21日(木)から22日(金)までの2日間、理事21名、事務局3名で大分県に行きました。今回は「多文化共生」をテーマとし、別府市役所の自治連携課、文化国際課に研修を受け入れていただきました。

 まず、別府市の概要について別府市自治連携課の山内様から御説明いただいた後、別府市の多文化共生の取り組みについて文化国際課の大塚様から講話をいただきました。外国人留学生によるイベントの開催など、外国人と地域をつなぐ取り組みの紹介や、別府市役所における外国人向けのサービス向上に関する対応例、他団体との連携について御紹介をいただきました。
 次に、別府市の地域運営組織について、あらためて別府市自治連携課の山内様から御説明をいただきました。別府市では、町区ごと(145町)、小学校区ごと(17地区)の活動に加えて、中学校区(7地区)で中規模多機能自治を推進するため、「ひとまもり・まちまもり協議会」を設立しており、市から事業支援補助金などの財政的支援や担当職員の配置などの人的支援を行っているということでした。また、「地域応援隊」として、市職員が地域の一員としてボランティアなどの地域活動に参加しており、隊員数は250名ほどとなっていることなど、とても興味深いお話をいただきました。

 

 

 その後、別府市自治委員会の支部長様はじめ、11名の委員の方々と意見交換を行いました。別府市における災害時の自治会の対応状況や、公民館との連携、地域応援隊などについての質疑があり、佐賀市内の自治会における国際交流についての取り組みや、高齢化問題への支援としてデマンドタクシーの導入を行うなどの本市の事例を紹介するなど、情報交換を行いました。
 なお、冒頭では、松﨑副市長から、歓迎の御挨拶をいただきました。コロナ禍にも関わらず、快く視察を受け入れていただいた別府市役所の自治連携課、文化国際課の皆様、別府市自治委員会の皆様に対し、心から感謝いたします。

 

 そのほか、別府アートミュージアムの見学、由布市に移動し、狭霧台の散策と湯の坪横丁での自由散策、岩下コレクションでの見学を行いました。また、別府市竹細工伝統産業会館で別府市の伝統工芸品である竹鈴作りを体験し、展示物等の説明を受けました。

 

 

 今回は多文化共生をテーマとしましたが、イベントなどを通じて外国人市民と地域住民が交流することで、地域の活性化を図り、様々な国の人々が「共に生きる」地域づくりの重要性を感じました。参加いただきました自治会長におかれましては、今回の研修で学んだことを自治会活動の中で生かしていただければと思います。


会議や総会の開催

第39回佐賀市自治会協議会総会を開催しました

 令和4年5月19日(木)午後2時から、ロイヤルチェスター佐賀において、第39回目となる総会を開催いたしました。
 令和2、3年度の2年間は、新型コロナウイルス感染症の影響により、役員のみで総会を開催しましたが、今年度は席の間隔を空ける等の感染症対策を行い、3年ぶりに代議員の自治会長にもご参加いただき、開催することができました。


    開会のことば(福田副会長)        会長あいさつ(小城原会長)

 総会の冒頭には、毎年、功労者に対する表彰を行っております。本協議会では、自治会長としてその在任年数が10年に達した方を特別功労表彰、また自治会長として4年以上の任期を務められて退職された方を退職記念表彰の対象とし、感謝状等を贈呈しております。表彰においても、過去2年間は受賞者の方々を総会にお招きできていませんでしたが、今年度は受賞者の方々にご出席いただき、感謝状等の贈呈を行いました。
 本年度は、特別功労表彰が7名、退職記念表彰が30名の方々が受賞され、受賞者を代表して、若楠自治会長会の原武様にご謝辞をいただきました。


特別功労表彰の南川副自治会長会の中溝様 退職記念表彰の若楠自治会長会の原武様


     受賞者の皆様              謝辞を述べられる原武様

 次に、当日、来賓としてご出席いただきました佐賀県知事、佐賀市長、佐賀市議会議長の3名にご祝辞をいただきました。来賓の皆様からは、これまでの自治会活動に対する感謝の言葉や、水害対策に関する取り組みなどについてお話をしていただきました。


      来賓祝辞(山口知事)          来賓祝辞(坂井市長)


     来賓祝辞(堤議長) 

 議事については、総会の成立が確認された後、令和3年度事業報告・決算報告及び監査報告、規約及び運営規定の改正(案)、新役員の選任及び紹介、令和4年度事業計画(案)・予算(案)について執行部から説明を行い、それぞれ挙手多数により承認いただきました。




 また、議事の終了後には、坂井市長から「佐賀市を日本一住みたくなるまちへ」という演題で記念講演を行っていただきました。講演では、水害対策や子育て支援、経済・雇用対策など、本市における重点課題や今後の展望について講演をいただき、理解を深めることができました。



 今年度の総会については、代議員の参加や記念講演、自治会長のみでありましたが懇親会の実施と、3年ぶりに本来の形で開催することができました。今年度も新型コロナウイルスの感染状況を考慮しながら、本協議会の事業を実施していきたいと思います。

親睦活動

令和3年度自治会長視察研修報告

 今年度の自治会長視察研修は、11月18日(木)から19日(金)までの2日間、市内各校区から59名の自治会長に参加いただき、熊本県に行きました。また、今回は「防災活動が活発な自治会」をテーマとし、向山校区防災団体連絡協議会(熊本市)と人吉温泉観光協会(人吉市)に研修を受け入れていただきました。
 まず、向山校区防災団体連絡協議会の視察研修では、中川統括様から挨拶をいただき、熊本市中央区役所総務企画課から熊本市の防災に関して説明をしていただきました。その後、向山校区防災団体連絡協議会の野間口事務局長様から、向山校区の防災に関する取組みを説明していただき、引き続き、グループトークを行いました。グループトークでは、自治会長が1テーブルに6名程、また、向山校区からの方役員が1名ずつ座り、各テーブルで防災に関する取組み、課題の共有等をするなど、活発な意見交換の時間となりました。

 

 また、向山校区においては、熊本地震の発生前から防災に関する講演会やワークショップ、防災訓練などを実施されていましたが、平成28年度には内閣府の地区防災計画策定モデルに地域に選定されるなど、熊本地震をきっかけに更に活発に活動されていました。
 なお、野間口事務局長様からは、熊本地震の実体験を踏まえた被災時に大切なこと(「笑顔とあいさつ」「「出」「入」の感染症対策」、「それぞれの「できるしこ」で自分と誰かの笑顔と命を守る」)や、地域に育ててもらった感謝のためボランティアで活動している等のお話をいただき、参加の自治会長も非常に感心されていました。

 

 次に、人吉温泉観光協会視察研修では、令和2年7月豪雨時の鍛冶屋町の商店における被害状況や避難の状況、復興までの地域での取組みについて、立山商店の立山様と鍛冶屋町町内会総務の馴田様から講話をいただきました。

 

 鍛冶屋町町内会では、以前から町内会の緊急連絡網を作成し、避難時に手助けが必要な高齢者などを把握し、地域のキーパーソンが見守る体制を構築されていました。また、令和2年7月の豪雨災害の復旧活動の際には、日ごろから地域づくりで関係性があった高校生などに手伝ってもらい、日ごろのコミュニケーションや密接な関係性が重要であるとのお話をいただきました。なお、災害時に避難をしない住民には、地域で信頼がある自治会長から避難を指示することが効果的であり、地域の地理を把握した的確で選択肢のある避難指示が大事ということでした。
 講話終了後は、視察会場から鍛冶屋町に移動し、実際に被害を受けた商店の見学等を行いました。

 

 今年度の視察研修においても、昨年度と同様にマスク着用、消毒・検温を三密の回避を実施し、さらにはグループトーク時のパネル設置など、コロナウイルス感染対策を徹底したうえで、視察研修を行いました。
 今後もコロナ禍の生活が続きますが、コロナ禍でも災害は待ってくれませんので、今回、災害をテーマに視察研修を実施できたことは非常に有意義だったと思います。
 参加いただきました自治会長におかれましては、今回の研修で学んだことを自治会の災害対策に活かしていただければと思います。

 
 ※視察途中の熊本城の視察。平成28年の地震から復興している様子が見学できました。




会議や総会の開催

第38回佐賀市自治会協議会総会を開催しました

 令和3年5月20日(木)午後2時から、メートプラザ佐賀の多目的ホールにおいて、第38回佐賀市自治会協議会総会を開催いたしました。
 今年度も新型コロナウイルスの影響により、昨年同様に規模を縮小しての開催となりました。また、今年度は、各校区の理事と監事に出席していただき、各校区の代議員3名からは委任状を提出していただきました。

 
    開会のことば(福田副会長)        会長あいさつ(小城原会長)

 協議会では毎年、総会において特別功労表彰(自治会長としてその在任年数が10年に達した方)と退職記念表彰(自治会長として4年以上の任期を務められて退職された方)の贈呈を行っており、本年度は、それぞれ9名と34名の方が受賞されました。しかしながら、こちらも新型コロナウイルスの影響により、当日は、受賞者の紹介のみを行い、感謝状及び記念品は各校区の理事から贈呈いただくこととなりました。なお、若楠校区の理事として出席されておりました原武理事に代表して、感謝状と記念品の贈呈を行いました。


特別記念表彰を受賞された若楠自治会長会の原武様

 当日は、佐賀県知事、佐賀市長、佐賀市議会議長の3名に来賓として御出席いただき、御祝辞をいただきました。来賓からは、コロナ禍の自治会活動への労いの言葉やコロナ禍における自治会の重要性、また、新型コロナウイルスの感染状況やワクチン接種などのお話をいただきました。

 
    来賓祝辞(佐賀県知事)            来賓祝辞(秀島市長)


   来賓祝辞(佐賀市議会議長)

 議事としては、令和2年度事業報告・決算報告及び監査報告、新役員の承認及び紹介、令和3年度事業計画(案)・予算(案)について三役と監事から説明を行い、それぞれ挙手多数により承認いただきました。

 

 

 新型コロナウイルス感染症の影響により、今年度も規模を縮小しての総会開催となりましたが、ワクチン接種が進み、新型コロナウイルスの一日も早い収束を願うところです。

親睦活動

令和2年度自治会長視察研修報告

 11月19日(木)から20日(金)までの2日間、市内各校区から62名の自治会長の参加があり、事務局も含め総勢65名で山口県防府市等に視察研修に行きました。
 今回の視察研修は、「女性自治会長(役員)が活躍している自治会」をテーマに、防府市の国衙(こくが)町内会からお話を伺いました。
 まず国衙町内会の笹井前会長からは、女性自治会長に就任した経緯や負担軽減のため会長補佐を配置した話等を伺いました。また、女性自治会長として苦労したことではなく、住民に顔を覚えてもらうことで女性でも十分に活躍できたことや、自治会の活動により充実感が得られたこと、周囲の方のサポートへの感謝などを楽しそうにお話ししていただき、大変興味深いものでした。
 次に、宮本現会長から町内会の活動を詳しく説明していただきました。国衙町内会は人口2,800人、1,250世帯が住む地区内でも大きな町内会で、企画やイベントを多数開催しており、イベントには参加者が集まりすぎて困るほど賑わうそうです。自治会長の人柄の大切さや、部会によっては若い世代を取り入れるなどの工夫により町内会を盛り上げ、地域による子ども育成にも力を入れられていました。子どもがやることに大人は手を出さず見守る、行事の準備を子どもたちに任せるなど、自分で考えて行動できる子どもを地域で育てられており、将来の役員等の人材確保にも期待できるとのことでした。参加者からは「参考になった」「取組みが素晴らしい」など、たくさんの感想をいただきました。

 

 また、防府市役所の到着時には防府市のマスコットキャラクター「ぶっちー」のお出迎えを受け、研修の途中には防府市自治会連合会の田中会長と池田市長にもご挨拶をいただく等、大いに歓迎をしていただきました。コロナ禍に関わらず、快く視察を受け入れていただいた国衙町内会の皆様、また、検温・消毒・換気などの対応までお気遣いいただきました防府市役所市民活動推進課の皆様には心から感謝します。

 

 そのほか、防府天満宮や瑠璃光寺、秋吉台などの山口県が誇る名所を巡りました。コロナ禍ということで全て屋外の施設を回りましたが、天候も良く、安心して歴史や文化に触れることができました。コロナ禍で遠出する機会が少なくなったと思いますので、参加された自治会長の皆様には良い機会になったなら幸いです。

 

 今回の研修では、自治会の活動を盛り上げるためのヒントがたくさんあったように思います。女性や若い世代の参画、地域の子どもの育成等は、これからの自治会の存続に欠かせないものです。既存のものを大切にしながら、それらを上手く取り入れ、自治会の発展を目指していければと思いました。また、今回はコロナ対策で3密を避けるため、大型バスの台数を増やし、宿泊先を個室にする等の対応をしました。今後もコロナ禍は続きますので、視察研修のやり方について検討していきたいと思います。

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