お知らせ

親睦活動

令和2年度理事視察研修報告

 7月21日(火)から22日(水)までの2日間、理事23名、事務局3名の総勢26名で、有田町、玄海町等へ研修に行ってきました。
 県外も含め、様々なところに視察の受け入れをお願いしましたが、新型コロナウイルスの影響により、どの団体も自治会も、受け入れは難しいとのことでした。
 それならばと、県内の施設に絞り「佐賀支え愛」の下、佐賀が誇る有田焼、源右衛門窯、玄海エネルギーパークなど、改めて佐賀の良さを知る研修に切り替えました。
 九州陶磁文化館では、九州の陶磁器の歴史や、各時代の特徴、製作手法の説明などがわかりやすく展示されてあり、伊万里焼の磁器や、唐津焼の陶器をはじめとした肥前の陶磁器を中心に、九州各地の名品を収蔵展示されています。特に江戸時代、長崎からヨーロッパへ輸出された古伊万里のコレクションは圧巻で、佐賀県が誇る「陶磁器」の文化をあらためて再認識し、学ぶことができました。
 鑑賞前に、文化館の案内とともに鑑賞者へ密を避ける等の注意事項の説明が行われました。

 

 昼食をはさみ、源右衛門窯へ。磁器発祥の地・有田に窯を築いて260年余りとなり、築150年の家屋内では往古のままの手技と古伊万里の心を引き継ぎ、ろくろ、下絵付け、本窯、上絵付けから上絵窯に至る全ての行程において各分野の専門の熟練した職人たちの手仕事により作陶されている様子を、順を追って見学することができました。
 静かな環境の中、普段は目にすることがない、伝統的な文化の担い手である職人たちの淡々とした手仕事により、磁器が少しずつ出来上がっていく過程を見ることができたのは大変貴重な体験でした。
 工房内へは、密にならないよう4班に分けて時間をずらし、順次中へ入る体制がとられました。

 

 つづいては、松浦一酒造へ。伊万里市で、正徳6年(1716)創業以来酒造りをしてきた老舗酒造。「かっぱの酒蔵」としても知られ、その古い酒蔵内には、昭和28年(1953)に屋根裏で発見された「かっぱのミイラ」が祀られています。酒蔵内での見学では、ミイラの他に展示されているたくさんの日本各地のかっぱに纏わる品々や古い酒造道具や農機具など200点あまりを見ることができ、小さな博物館のようでした。
 二日目は玄海エネルギーパークへ。人と自然と原子力を中心に、さまざまなエネルギーとふれあうことができる施設として、玄海原子力発電所敷地内に併設されたテーマパーク施設です。研修当日に見学可能な「サイエンス館」と、発電所の廃熱を有効利用した観賞用温室を見学しました。
 「サイエンス館」では、密を避けるために2班に分かれ、各班それぞれ施設ガイドの引率による案内で、映像やパネル、模型、特に全国初展示となるコンピューターグラフィックスを組み込まれた巨大な実物大原子炉模型などを見学し、原子力発電のしくみや安全性、放射線などについて、具体的に分かりやすく学ぶことができました。
 観賞用温室でも、安全な廃熱利用による温度管理で、様々な熱帯植物が栽培されている様子を見学することができました。見事に咲き誇った胡蝶蘭はとても綺麗でした。

 

 最後は小城市の羊羹資料館へ。資料館の1階は小城における羊羹業の成り立ちや羊羹製造工程についての説明ビデオ、2階では羊羹づくりの道具や小城羊羹の歴史を紹介したパネル等が展示されてあり、ここでも密を避けるために、2班に分かれてそれぞれ見学を行いました。

 今回、新型コロナウイルスの感染拡大のため、佐賀県内での施設見学による研修となりましたが、あらためて佐賀県の産業や文化を認識するとともに、見学先や立ち寄ったところで様々な新型コロナウイルスへの対策を目にすることができました。当然ながら手・指の消毒薬の設置とマスク着用は常とし、飲食においては、向かい合わない配置、距離を開ける、配膳者の手袋着用、施設での少人数での案内や見学、検温等、今後の自治会行事などで「新しい生活様式」を模索・検討していく上でのヒントや課題を得ることができたのではないかと思いました。

親睦活動

令和元年度自治会長視察研修報告

 11月21日(木)~22日(金)の2日間、市内各校区から61名の自治会長の参加があり、事務局も含め、総勢65名で長崎県島原市や熊本県山鹿市に視察研修に行ってきました。
 今回の視察研修は、「地域における高齢者や子どもたちへの見守り活動に対する先進的な取り組み」をテーマに、島原市高齢者等見守りネットワーク協議会と島原市からお話を伺うことができました。
 島原市高齢者等見守りネットワーク協議会からは、設立の経緯や、高齢者の見守りに関する取り組み内容について詳しく説明していただきました。具体的な取組みとして、見守りのネットワークの構築に取り組んでおられ、市内の34の事業所と連携協定を締結し、情報共有や意見交換を行っていることや、見守りが必要な高齢者にQRコード付きのシールを配布し、普段身につけるものに貼り付けることで、行方不明になった場合に発見者がQRコードを読み取り、通報できる仕組を構築されています。
 今回の視察研修に伺った当日には模擬訓練が行われており、情報を受信できたか確認することを主な目的とし、高齢者役を発見したら事務局へ連絡をしてもらったり、認知症により自宅に帰れなくなっている高齢者の方に対する声掛けの体験等を行ったりしているということでした。実際見学することはできませんでしたが、過去2回の模擬訓練の実績をもとに、良かった点、改善点等をお話しくださいました。自治会長の方々から多くの質問があり、活気のある質疑応答となりました。
 
                       QRコード付きのシール貼付例

 少し休憩をはさんだ後、島原市から、子どもの見守りに関する話を伺いました。
 子どもたちにとって、安心・安全な環境をつくるため、市内小学校の校門や玄関にセンサーを設置し、また、小学1~2年生のランドセルにICタグを取り付けて、児童の登下校の状況を保護者の携帯電話等のアドレスに通知するシステムを平成19年度に導入されていました。センサーにはカメラも取り付け、保護者は画像の確認も行えるという画期的なものでした。導入時には、保護者説明会の場を設け、理解を得ることで保護者の安心感も増し、大きなトラブルはほとんどなく運営できたそうです。
 導入から10年が経ち、維持管理経費の市の負担や機器の製造終了等により、新しいシステムへの乗り換えを検討されていました。費用がかかる分、簡単には取り入れられませんが、先進的な話を聞くことができ、これからの時代の子どもの見守りについて、既存のやり方だけではなく、新しい取り組みにも目を向けていく必要があると感じました。
 
                             ICタグ

 そのほか、島原城天守閣、蓮華院誕生寺奥之院、いだてん大河ドラマ館、山鹿豊前街道、八千代座と、各施設の見学や、そこにまつわる歴史を学ぶことができました。八千代座では、テレビの普及により一時閉館となったものを地域住民で復興したりと、まちづくりの取組みとして興味深いものがありました。
 
 
 今回の研修では、自治会でも身近な問題でもある高齢者の見守りに関して多くの質問がありました。佐賀市でも、行方不明者の高齢者の捜索にかかる訓練が実施されている校区もあります。今回の研修をふまえ、他の校区でも取組みの参考になればと思ったところです。

親睦活動

令和元年度理事視察研修報告

 7月25日(木)~26日(金)の2日間、理事28名、事務局3名の総勢31名で、北九州市、宗像市へ「空き家対策」の視察に行ってきました。
 1日目の視察先「北九州市」へ。
 まず、北九州市空き家活用推進室からお話を伺いました。
 北九州市では、平成26年に、主に戸建て物件を対象に空き家調査を自治会に依頼。調査結果を踏まえ、同年「北九州市空き家等対策基本方針」を策定し、様々な取り組みを進められています。平成31年には6団体(司法書士会、宅建協会、土地家屋調査士会、不動産鑑定士協会、解体工業会等)と協定を締結したことや、ケアマネージャーの団体と連携し、市へ相談を繋ぐ体制を整備していること、空き家の適正管理についての啓発活動も実施していることなど、詳しくお話しくださいました。
 続いて、一般社団法人北九州空き家管理活用協議会からは設立の経緯や取組等を伺いました。放置空き家になる前の予防が重要なことや、若者の意見を尊重し人材育成をすることで、住みやすいまちになるという助言も頂きました。
質疑応答の時間には、理事の皆さんから資金面や山林地区の農地問題などの質問があがり、時間をオーバーするなど、とても有意義な視察となりました。


 


 続いては、小倉城、九州鉄道記念館、門司港レトロの散策へ。
 小倉城は中国地方の毛利氏の手により、1602年から約7年の歳月をかけて建設されました。1837年の火災による本丸の全焼後、再建されていなかった天守閣は1959年に市民の要望によって再建され、荘厳な姿で小倉の町を見守っています。また、2019年3月には、小倉城内部を全面改装。展示内容や展示品を一新し、シアターや体験コーナーも設けたエンターテインメント性の高い施設となっており、ガイドさんの話を聞きながら小倉城の歴史をひも解く時間となりました。
 九州鉄道記念館では、昔懐かしい車両の展示に、若かりし頃の想いを馳せながら、ガイドさんの説明に耳を傾け、門司港周辺のレトロな町並みを散策しました。

 

 

 二日目の視察先の「宗像市」へ。
 宗像市では、平成28年度に全家屋を対象とした空き家調査や所有者へのアンケートを実施し、空き家問題に関する課題を整理。その結果、空き家問題の解決には行政だけでは対応は困難ということで、不動産業者や解体業者、金融機関、司法書士会、シルバー人材センター等と協定を締結し、取組の連携や情報共有を図っていること、また、空き家に関する申込や相談対応は一般社団法人“住マイむなかた”に委託していること、空き家が発生する前の予防が重要であるということから、高齢者世帯や施設入居(予定)者家族に対して情報提供や支援を行い啓発にも力を入れていることなど、先進的な話を聞くことができました。

 

 締めくくりは、宗像大社へ。
 2017年に“「神宿る島」宗像・沖ノ鳥島と関連遺産群”として文化遺産に登録されました。高宮祭場等の様々な名所を見学し、御祭神の歴史等を学ぶことができました。

 

 今回の視察研修のテーマである「空き家対策」について、現時点で自治会が出来ることとしては、地域における啓発活動や行政への情報提供等と考えられますが、そのためには、まずは日ごろからの地域内や行政との良好な関係づくりこそ重要なことだと再確認することができた視察研修となりました。

親睦活動

平成30年度自治会長視察研修報告

 まず、平成29年7月5日から6日にかけて福岡県と大分県を中心とする地域での集中豪雨により、被災された方々には、お見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。

 11月21日(水)~22日(木)の2日間、市内32校区の自治会長会から2名ずつ、今回は協議会の理事以外の自治会長の方々が多く参加されて、平成29年7月九州北部豪雨の被災地へ視察を行いました。

 1日目は、福岡県朝倉郡東峰村へ。
 東峰村へ行く道中、被害が大きかった朝倉市松末地区の現状も車中から見ることができ、至る所で工事が行われており、被災から1年以上経過した現在でも、復興までの道のりが大変であることを実感しました。
 今回、現地での説明を受け入れてくださった「東峰村ツーリズム協会」は、被災当時は東峰村役場で河川の増水や土砂崩れ、道路の通行止めの対応など、現場で走り回られていた村役場の元職員の方が起業され、現在は東峰村のガイド役として、被災当時の状況を詳しく伝えるだけではなく、東峰村観光のコーディネートをされたりと、復興に向けての活動をされています。
 被災した村内の2ヶ所でバスから降車し、写真や資料を使って、最前線での緊迫した現場の様子や被災状況など、丁寧にお話していただきました。
 そのお話の中には、数十年に一度、数百年に一度の災害が、近年は普通に起こるということを頭に入れて避難行動に役立てなくてはいけないなど、実際に経験されたことを教えていただきました。
 そして、やはり地域の力、住民同士の助け合いが災害の時にはとても重要になってくることも熱くお話しされ、隣近所の繋がりや声かけ、また、地域で行われる防災訓練を続けていくことは、被害を最小限にするためにとても大事なことだと説明されました。自治会長のみなさんも、自分たちの身になり真剣に耳を傾け、たくさんの質問もされていて、各地区の自主防災活動などに、とても参考になる視察となりました。





 2日目は、福岡県朝倉市へ。
 平成29年7月九州北部豪雨で、最も被害が大きかったのが福岡県朝倉市でした。
 朝倉市では、24時間の降水量が観測史上1位の値を更新するなど、これまでの観測記録を更新する大雨となりました。
 朝倉市の視察では「三連水車の里あさくら」の館長さんより、現地にて三連水車の説明と当時の状況について、詳しくお話いただきました。
 江戸時代に設置された「三連水車」と「堀川用水路」は、200年以上現役で田んぼに水を引く“農業遺産”として、国指定史跡に指定されています。「三連水車」は朝倉市のシンボルでもあります。
 九州北部豪雨によって堀川用水路には大量の土砂や流木が流れ込み、水が引いても三連水車は土砂に埋もれ、再建は不可能と思われるような状態であったものの、地元住民の手により1ヶ月ほどで復旧して、今年は10月中旬まで稼動し農地を潤したそうです。
 視察の時は非稼動の時期で、柄杓や羽板は取りはずされた状態ではありましたが、水車の大きさや水路の長さなど、200年以上も前に考えられ作られたことに驚き、その水車が災害にも負けず地元の方々の力で今も実働しているということに、朝倉市の復興のシンボルでもあるのだと実感しました。
 朝倉市と同じような地形は佐賀にもあり、災害当時の集中豪雨の状況や避難等の状況、これからの復興についてなど、質疑応答も活発にされました。



 今回の視察では、九州北部豪雨の被災地を訪れ、現地に立ち、実際に経験をされた方からのお話を聞くことができたことは、とても貴重な経験となりました。隣県で、このような甚大な被害が起きたことを改めて思い返し、被災地の復興を願うとともに、これから自分たちに何が出来るのか、各個人の防災意識や自治会としての地域自主防災の取り組みについてなど、様々な視点からそれぞれの自治会における、現状や課題について情報交換・意見交換をすることができました。
 さらには、今回の視察に参加できなかった自治会長の方々にも現地でお話を聞きかせたい、地元の防災訓練でお話をして欲しいなどの意見もあり、近年様々な地域で起こる災害に備えるという意識がさらに高まる、とても良い機会となりました。

親睦活動

平成30年度理事視察研修報告

 7月19日(木)~20日(金)の2日間、理事31名、事務局3名の総勢34名で、長崎市へ視察に行ってきました。
 1日目は、「三菱重工長崎造船所史料館」へ。
 長崎造船所内には「第三船渠」「占勝閣」「旧木型場」「ジャイアント・カンチレバークレーン」の4つの構成資産があります。
 その中で、一般公開されているのが「旧木型場」長崎造船所に現存する最も古い建造物で、木骨煉瓦造二階建、明治31年に鋳物製品の需要増大に対応して建設されました。昭和60年に今回視察した「造船所史料館」として改装され、日本最古の工作機械や、造船所の歴史を紹介する展示施設となっています。
 施設内では、DVD上映により長崎造船所の歴史について学び、その後館内の貴重な資料や、実際に使用されていた機械、船の模型を数多く見る事ができました。
 史料館として改修された旧木型場の赤煉瓦は、昭和20年8月の空襲や原子爆弾の爆風にも耐えており現存するその外観を見るだけでも価値のあるものでした。





 次の視察先、「長崎市役所」へ。
 長崎市自治振興課、保健環境自治連合会(保環連)より、長崎市の自治会について説明を受けました。
 長崎市と保環連と連携し、自治会への加入促進活動を活発に行われており、加入促進月間を設定して本庁舎や出先機関、公民館等への加入促進横断幕等の設置を行ったり、地元商工会議所を通じた会員企業への地元自治会への参画及び活動への協力依頼など、様々な活動に取り組まれていました。
 平成28年3月に長崎市・保環連・不動産業界との協定を結ばれています。締結までには3年ほどかかり、この協定を今後どう活用していくかを模索しているとのことでした。
 質疑応答では、お互いに今後の活動の参考になる、活発な意見交換がされました。



 2日目は、「端島炭坑(軍艦島)」へ。宿泊先の伊王島から、出発前に軍艦島クルーズについての説明を聞き、当時のことに触れ歴史を感じました。明治日本の産業革命遺産の構成資産のひとつですが、船内の説明の中では、伊王島は佐賀藩の領地であったことや端島の石炭が発見され、佐賀藩が採炭を行っていたことなども語られ、興味深く話を聞くことが出来ました。





 今回の視察で、初めて軍艦島に上陸をする方が多いなか、天候にも恵まれて、無事上陸することができました。
 上陸後は、決められたコースに従い、ガイドの方から詳しく説明を受けながら、廃墟と化した建物を実際に見て、当時の苦労や、活気ある人々の暮らし、力強さを感じ、圧巻されました。
 とても暑い中の見学でしたが、同じ上陸ツアーには外国の方々も多く参加されていて、ガイドの説明を、同時通訳のイヤホンで聞かれていました。
 全盛期は世界最大の人口密度を誇った時代から、徐々に衰退し閉山から、廃墟の島へ。しかし、今では多くの観光客が訪れる施設になったということも、感慨深いものがありました。



 今回の視察研修では、長崎市の自治会や連合自治会について学び、三菱重工長崎造船所史料館や軍艦島では「明治日本の産業革命遺産」について、より深く学び、佐賀藩とのかかわりについても、あらためて知ることができた良い機会となりました。
 自治会協議会の理事として参加された方々の、それぞれの地域での活動や、悩みなど情報共有をする時間もあり、有意義な視察研修となりました。

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